QPtanの日記

読書日記や種々雑感、および英語や国語の効率的な学習法

ギリシア三大悲劇詩人

三大ギリシア悲劇詩人として有名なアイスキュロス& ソフォクレスエウリピデスであるが、 その作品はあらすじを読んだだけで「え~!」である。
まずは、アイスキュロス著の「プロメテウス」。
神々の一族であるプロメテウスは、 常日頃より人間に同情していた。
それは、人間が弱く限られた命であり、 いつかは死んでしまう存在だからだ。
経緯は忘れた、 というか読んだことがないのでそもそも知らないのだが、 神々から火を盗み人間に与えた。
で、見つかった。
そして、待っていたのが、恐るべき罰であった。
プロメテウスは岩に縛りつけられ、 大ワシにその肝臓をついばまれた。
しかもである。
彼は神々の一族であったので、死ぬことができなかった。
死にそうになると、また復活し、 大ワシに肝臓を食われ続けること、なんと三万年。
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次に行こう。
ソフォクレスの書いた「オイディプス王」だ。
これもスゴい。
テ~べの王は予言をされた。
実の子に殺され、その子供が彼の妻である王妃と結婚すると。
恐ろしくなった王は、その実の子を山かどこかに捨てた。
が、たしか誰かに拾われ、すくすくと育った。
で、これまた読んでいないので細かい経緯は知らないのだが、 ある日、オイディプスは森の中で老いた男を殺してしまう。
実は、これが実の父親だったのだ。
で、これまた失念したのだが、テ~ べの危機を救ったとかなんとかで、オイディプスはテ~ べの王になり、先代の王の妃、つまり、 自分の母親と結婚してしまうのである。
時が経ちすべてを知ったオイディプスは、自らの眼を潰し、 放浪の旅に出る。
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(ちなみに、フロイド先生は、これを元に「エディプス・ コンプレックス」という理論を創りあげ、簡単に言うと「 すべての男児は母親と性的関係を持ちたいが、 その際に邪魔となる父親を無意識裡に憎み排除したがる心理的傾向 がある」とした。「エディプス」とは「オイディプス」 のドイツ語読みである)
さて、最後にエウリピデスの「メディア」だ。
これも背筋が寒くなる。
夫に見捨てられた妻による復讐劇だそうだ。
古代ギリシア人って一体。。。
余談だが、古代ギリシア奴隷制に立脚していた。
また、スゴいのが彼ら奴隷についてのアリストテレスの言だ。
曰く、「物言う道具」である。。。

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