QPtanの日記

読書日記や種々雑感、および英語や国語の効率的な学習法

読書日記 「試験に出る哲学」

「試験に出る哲学」を読む。
これは面白かった。  
買って良かったと思った。
自分は哲学好きだが、 基本的な事柄も理解できていないことがある。
この本は、そうした「穴」を埋めてくれた。
例えば、 どうして哲学の起源が古代ギリシアの自然哲学とされるのか、 分からなかった。
「万物の根源は何か?」と探り考えるのは、 どう考えたって哲学ではなく、自然科学である。
しかし、この本に書いてあった「ミュトスからロゴスへ」 というキーワードで、長年の疑問が氷解しかなりスッキリした。
「ミュトス」とは、古代ギリシア語で「神話」を意味する。 
一方、「ロゴス」とは、「論理」「理性」「言葉」などだ。
つまり、最初、雷or地震などのあらゆる自然現象を「 神様が怒ってる!」という風に解釈していたのだが、 そういった神話的世界観から脱却し、森羅万象を「ロゴス(理性) 」で説明しようとした点が「(古代ギリシアの)自然哲学」 で画期的だったのだ。

 

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