QPtanの日記

読書日記や種々雑感、および英語や国語の効率的な学習法

「構造と力」

「構造と力」という本がある。

非常に難しい哲学書だ。

自分も昔トライしたが歯が立たなかった。

今度ばかりはお手上げであった。

自分はバカだと落ち込んだ。

所詮は井の中の蛙だとマジで思った。

絓秀実という毒舌評論家がこう言っていた。

「作家は「構造と力」が読めるかどうかで別れるんですよ。村上春樹なんかも読んでますね。彼の作品を読むと分かります」

が、なんとこの難解な哲学書は10万部も売れたのだ!

実はこれにはワケがある。

1983年に出版されたこの本は社会現象となり、読めもしないくせに多くのバカ者(=若者)がファションとして買ったからだ。

実にイヤな時代である。

あれっ?

15年振り(今40歳)にこの本を手に取ったのだがすらすら読める!

しかも面白い!

あれ程までに難しいと思ってた哲学書がこんなに面白く読めるとは夢にも思わなかった!

クソミソにけなしてやろうと思ってたのにw

嬉しい誤算だ\(^-^)/

この本(「読書の全技術」)の中に「構造と力」に言及した箇所があるのを思いだし拾い読みした。

「ある人が「自分はIQがものすごく高いのにこの本はわからない」というのです。しかし、読書はIQではなく知識の蓄積がものをいうものです。「構造と力」はフランス現代思想を解説したものでしたが、そのことについてある程度知識のある人にとってはものすごくわかりやすい本でした」。。。

いや、斎藤さんは「ものすごくわかりやすい」と言うが自分は「ものすごくわかりやすい」とは思わない。

「ものすごく面白い」なら分かるが。

たいたい自分で「IQがものすごく高い」とか言うな!

このすっとこどっこいがっ!

ちなみに、斎藤さんは全著作の累計部数がなんと1,000万部を超えている💴

すげ~!

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