インド紀行⑨
ステ〜キを食べながら、思い切って事件のことについて訊いてみた。
すると意外にも気を悪くした素振りも見せず、おじ〜さんはその話をしてくれた。
おじ〜さんが言うには数年計画で慎重にことを運んでいたそうだ。
インドにもインド人にも慣れ、ビジネス・パ〜トナ〜も見つかりようやくというところでやられたらしい。
なにしろ家族ぐるみで仲良く付き合っていたから、まさか裏切られるとは思っていなかったようだ。
しかし、億単位のお金である。
簡単に国外へと逃亡できるだろう。
それにインド国内に潜伏していたとしても、10億人を超えるインド人の中からその男を探し出すのは不可能に近いはずだ。
(続く。。。)