世界史クイズ２５の解説付き回答

次のうち、宗教改革に対抗して旧教(=カトリック)の側から開催した会議の名前は何か？

①ニケ〜ア公会議

②トリエント公会議

③コンスタンツ公会議

④エフェソス公会議

答え)②

解説)①の「ニケ〜ア公会議」はキリスト教の正統教義を巡る会議である。この会議でアタナシウス派が正統とされアリウス派が異端とされた。異端とされたアリウス派はその後、ゲルマン人の間で広まった。

②の「トリエント公会議」は対抗宗教改革の一貫として行われ、１５１７年のルタ〜による95ヶ条の論題に端を発する宗教改革に対抗して開催された。

③の「コンスタンツ公会議」は教会大分裂(大シスマ)と呼ばれる事態に収集をつけた。教会⛪️大分裂とはロ〜マとフランス🇫🇷のアヴィニョンに２人のロ〜マ教皇が同時に立った事件で、フランス王フィリップ４世とローマ教皇ボニファティウス８世が争った。

④「エフェソス公会議」も「ニケ〜ア公会議」同様、キリスト教の正統教義屋を巡る会議だ。この会議ではネストリウス派キリスト教が異端とされた。豆知識としては、元寇で知られるフビライ・ハンの母親がネストリウス派キリスト教の信者だ。