クロ〜ン羊ドリ〜(「世界の教養365」の4日目)
1997年、クロ~ン技術によって、ドリ~という一匹の羊🐏が誕生した。
ドリ~は、お母さん羊A🐑の乳せん細胞から核(の中に遺伝情報は入っている)を取り出し、あらかじめ核を取り除いておいた他のメス羊B🐑の卵子にそのお母さん羊A🐑の細胞から取った核を移植し、そして、電気ショックを与え核融合させた。
それを更に、メス羊C🐑の子宮に移植することで、クロ~ン羊🐏ドリ~は産まれた。
この実験は、科学者たちに大きな衝撃を与えた。
なぜなら、特定の部位に成長した後の細胞からでも、まったく新たな個体を作ることができると証明したからだ。
それ以前は、心臓の細胞からは心臓の細胞、肝臓の細胞からは肝臓の細胞しか作れないと思われていた。
しかし、ドリ~🐏は多くの点でお母さん羊🐑とは違っていた。
特にテロメア(細胞を保護・修復するのに役立つ)と呼ばれる染色体の末端にあるものが極端に短く、肺がんと重度の関節炎を患い、2004年に安楽死させられた(T_T)
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