カフカの「失踪者」
カフカの「失踪者」を読む。
。。。
筋らしい筋はないは、何らの深い思想も見いだすことはできないは、かといって美文で書かれているワケでもなし、エンターテイメト性もないどうしようもない駄作であった。
カフカが書いたのでなかったら途中でやめていただろう。
しかも、背表紙のあらすじには、「主人公がアメリカを放浪した後、突如、失踪する」って書いてあるが、最後まで失踪なんかしない。
巻末の解説では、「「失踪者」は未完の小説ではなく、そもそも終わりを持たない小説である」とかバカらしい言い訳めいた深読み(?)が書いてあって、書いたクソ・バカ野郎を張り倒したくなった。
ハッキリと「超駄作である!」って言え!
この権威主義のおべっか使いがっ!
カフカ・セレクションは全8冊持ってるのだが、今のところハズレである。
最初の「変身」が意味不明だったので、2冊目に期待したら更にダメで超駄作だった。
このまま、全部、面白くなかったらどうしよう。。。
でも、二十世紀を代表する作家の一人と評価されているからには、残り6冊の中には、「こ、これは!」という作品があるはずだと思う。
てか、願う。