インド紀行⑤
大して歩かないうちにそのインド人が勧める宿に着いた。
普通の安宿である。
良くも悪くもなかった。
最上階には高齢の日本人が泊まっていた。
話してみるといい人そうだったので、人恋しさもありその宿へと移ることにした。
私はすぐに泊まっていた宿に戻り、荷物をまとめてチェック・アウトをした。
そして、新しい安宿へと移ると荷物を部屋に置き、パスポ〜トとトラベラ〜ズ・チェックだけ持って最上階にいる日本人のところへと行った。
たしか、4月だったと思う。
が、既にデリ〜は暑かった。
そのおじ〜さんは上半身裸で暑そうにうちわで気怠そうに空気を煽いでいた。
話を聞いてみると、何やらそのおじ〜さんは億単位のお金を騙し取られたらしかった。
仏教エンタ〜テイメント・パ〜クみたいなものを作ろうとはるばるインドまでやって来たのだが、家族ぐるみで付き合っていたインド人のビジネス・パ〜トナ〜にお金を取られたそうだ。
(続く。。。)